耳に水が入ってしまった!放置しても大丈夫?水の抜き方は?


■外耳に溜まる

耳の奥には鼓膜があるので、穴が空いているなどがない限り、主に耳に水が溜まっているのは「外耳」と呼ばれる部分になります。

■原因は

鼓膜とは、耳の穴の中ある薄い膜のことで空気の振動をキャッチし、区別して電気信号に変え脳へと伝えていきます。

つまり鼓膜に耳垢がつくと耳垢が動く度に振動が音に聞こえ脳へと伝わっていきます。その振動が耳に水が入った時に音と似ているためそのように感じると言われています。

■耳に入った水を放置するとどうなるのか

耳に水が入った場合、慌てて抜こうとしてしまいますが、耳に水が入った状態を放置するとどうなるのでしょう?

基本的には自然と蒸発する

耳に水が入ってなかなか抜けない場合「耳が痛くなるのではないか」と心配になる人は多いでしょう。しかし、実際には耳に入った水は、半日程度で自然と蒸発していきます。つまり、放置しても何の問題もないのです。ただ、耳に水が入ったままだと違和感があって不快な思いをすることになるでしょう。できるだけ早く水を抜きたい、という人も多いと思います。

ただ注意が必要な場合もある

耳に水が入った場合、基本的には放置して問題ありません。しかし、3日以上たっても耳に水が残っているような感じがする場合には、滲出(しんしゅつ)性中耳炎など耳の疾患を引き起こした可能性があるでしょう。痛みがあるときも同様です。

また、通常水がたまるのは鼓膜の手前にある「外耳」の部分になります。そのため、中耳まで水が入り込むことはないでしょう。しかし、鼓膜に穴が開いていたり、チューブを入れていたりすると奥まで入り込んでしまうこともあります。その場合は、早めに耳鼻科を受診するようにしましょう。

ゴシゴシこするのは危険

耳に水が入ると、抜こうとして綿棒などでゴシゴシ耳をこすってしまう人も多いでしょう。実は、この行為によって外耳炎を引き起こしてしまう可能性があるのです。綿棒が耳の壁に細かい傷を作り、そこから細菌感染を起こすのが外耳炎。プールに入った後で耳が痛くなった場合、ほとんどがこのようにして起こった外耳炎が原因なのです。

■耳に入った水を間違った方法で抜こうとすると、外耳炎になる可能性

耳の穴から鼓膜までを「外耳」と呼び、この部分に炎症が起こるのが外耳炎です。主な症状としては、耳の痛みやかゆみ、耳だれなどがあります。

特に、耳を引っ張ったり押したりすると痛みが強く出るでしょう。耳が痛くなる疾患は外耳炎以外にもたくさんあります。そのため、外耳炎であることに気付かない人も多いでしょう。

外耳炎は、放っておいても数日で自然に治癒する場合があります。2~3日たっても症状がおさまらない場合は、耳鼻科での治療が必要になるでしょう。

特に免疫疾患を持っている人や高度の糖尿病でコントロールできていない人は再発しやすいため、確実に完治した状態にしておくことが大切でしょう。

■頭をたたいてもそれほど効果はない

耳に水が入ってしまった場合、水が入ってしまった耳を下に向けて反対側の側頭部をたたく、という方は多いでしょう。
しかしこの方法はそれほど効果がないばかりか、小さい子供が行うと脳が揺さぶられてダメージを受ける場合もあります。できれば控えましょう。

■耳の中の水は簡単に取れる?

外耳道は傾斜しており、鼓膜付近は少し凹みがあるので、道具を使うよりもこの傾斜を利用して排出した方が簡単に解消できます。

・頭を傾けてトントンとジャンプする

水が入ったほうの耳を下側に傾けてトントンとジャンプします。大抵の場合はこの手法を何度か繰り返しているうちに「ジュッ」という音とともに水抜きができるでしょう。

この手法のポイントは硬い地面の上で行うということです。畳やカーペットなど柔らかい床ので行うと着地した際に受ける反動が床に吸収されてしまい、耳の中の水が受けるエネルギーも小さくなってしまいます。そのため、十分な反動を受けることができず水の表面張力に負けて流れ出てくれません。

・片足立ちでケンケンする

頭を傾けて耳を下にし、片足立ちでケンケンしてみてください。直接耳に振動を与えて水を抜く方法です。試してみたことがある人は多いでしょう。ポイントは、耳の後ろ側を後ろ斜め上に引っ張りながら頭を傾けること。

この方法は、耳に水が入った直後に、まだ奥まで達していないときに行うと効果的です。1回では抜けなくても、何回か繰り返すと抜ける可能性があるでしょう。

・寝転がる

まず、仰向(あおむ)けの状態で寝転がってみてください。「あーうー、あーうー」と繰り返し言いながら、1~2分待ってみましょう。その後に水が入っている方の耳を下にして、横向きになります。この方法で水が抜ける可能性があるでしょう。

・耳を温める

水は耳の中で、表面張力によって張りついている状態です。そのため、耳を温めることで表面張力が弱まり、水が抜けることがあります。また、耳を温めると入った水が蒸発しやすくなるため、違和感を解消することができるでしょう。

温め方としては、水が入っている方の耳をドライヤーに当てる、ホッカイロや温めたタオルを使うなどがおすすめです。プールの場合は、太陽で温まったプールサイドを利用して耳を温めるとよいでしょう。

ドライヤーの使い方

耳に入った水を蒸発させるためにドライヤーを利用する手法もあります。

なかなか水が流れ出てくれない場合に効果的です。

耳からドライヤーを30~50cm離して弱い温風を耳にあてます。

注意点としては
1.ターボなどの強風で使用しない
2.やけどするような近距離でしない
3.長時間しない

が挙げられます。

目安としては30秒ほどトライしてみて効果がなければ止めておきましょう。長くやりすぎるとやけどや耳鳴りなど耳の炎症につながる危険性もあります。

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