推理・ミステリー小説に関する知っておくとちょっと自慢できるかもしれない?雑学


推理小説の由来

英語のDetective Storyを翻訳した単語「探偵小説」の「偵」の字が、第二次世界大戦後に制定された当用漢字表に無いことから新聞などでつかえなくなり、「探てい小説」と表記するのはみっともないという理由から採用された

世界初の推理小説は「モルグ街の殺人」

エドガー・アラン・ポー作の「モルグ街の殺人」は推理小説の基礎を築いた作品です。
短編小説でありながら、奇人変人の探偵や凡人の助手、密室殺人、意外な犯人と驚きのトリック、推理の披露など、今日まで続く推理小説のセオリーがこれでもかというほど詰まっています。
本作は密室殺人をテーマにした最初の推理小説でもあります。

『モルグ街の殺人』は世界初の推理小説であり、安楽椅子探偵の『マリー・ロジェの謎』、「盲点原理」を提示した『盗まれた手紙』の三作によって、不可解な謎を理性によって解明する文学ジャンル「推理小説」が確立

エドガー・アラン・ポーは推理小説の先駆けとも言える人物であり、「推理小説の父」と言われています。

世界初の名探偵は「オーギュスト・デュパン」

エドガー・アラン・ポー氏が創造した名探偵で、推理小説における名探偵像を確立したキャラです。
たった三編にしか登場していないながらも、多くの名探偵キャラに影響を与えた人物であり、かの「シャーロック・ホームズ」もオーギュスト・デュパンの流れを汲んでいると言われています。

またデュパンは安楽椅子探偵の元祖とも呼ばれています。

エドガー・アラン・ポーの短編推理小説に登場する架空の人物。世界初の名探偵

デュパンと「私」のコンビは、ホームズとワトソンを始めとする「風変わりな天才的名探偵と普通の(少し鈍い)相棒兼記述者」の原型でもある

日本初の探偵小説は「無惨」

「無惨」が発売される前は、日本には海外の推理ものの翻訳しかありませんでした。
ですが「無惨」が発表されて以降、日本でもオリジナルの推理小説が作られ始めたのです。

黒岩涙香による日本初の探偵推理小説である。この作品が書かれた明治22年まで、日本にはオリジナルの探偵小説は存在せず、文壇では海外の犯罪事件の紹介か翻訳翻案しかなかった

金田一耕助と言えば…モジャモジャ頭ですよね

金田一耕助は横溝正史氏が生み出した名探偵キャラで、日本三大探偵の一人に数えられています。
見た目のモデルとなったのは劇作家の菊田一夫氏、キャラのモデルとなったのはA・A・ミルン氏の生み出した探偵アントニー・ギリンガムです。
ちなみにモジャモジャの頭をかき回す金田一の癖は、作者本人の癖を誇張したもの。モデルとなった菊田一氏にも髪をかき回す癖があったそうです。

洋服を着ることが少なく、戦前戦後共にボサボサの頭に形崩れしたフェルト帽を乗せ、皺だらけの着物に羽織袴と足袋に下駄を履いた姿

これが金田一耕助のイメージですよね。でも実は…

初期の明智小五郎の冴えない風貌だが異常性を感じさせる天才的人物と云うキャラクターは、 後輩の横溝正史の創造した金田一耕助に引き継がれる事になる

みんなが持っている金田一耕助のイメージは、実は「明智小五郎」から受け継がれたものだったんです。初期の明智小五郎はボサボサ頭で、よれよれの着物を着ており、頭をかく癖がありました。ね?これって金田一耕介に似てませんか?

明智小五郎も初期は髪がボサボサで飄々とした風体であったのだが、段々とダンディに変貌していったため「明智が変わってしまったから金田一をやる気になった」との作者の弁がある

シャーロック・ホームズのモデルは作者の恩師

シャーロック・ホームズと言えばコナン・ドイル氏が生み出した言わずと知れた名探偵です。
そんなホームズのモデルになったのは作者の恩師であるジョセフ・ベル氏という人物です。
このジョセフ氏は優れた観察眼を持っており、初対面の患者の経歴や職業などを見事に言い当てたそうです。
ホームズ自身、職業を言い当てるという特技がありますが、それはモデルとなったジョセフ氏が実際に持っていた特技なのです。

ホームズのモデルは、作者の医学部時代の恩師で外科医であるジョセフ・ベルとされている

ドイルによれば、ホームズの人物像は、ベルとその観察手法を緩やかになぞったものだという

新本格の第一人者は「島田荘司」

社会派推理小説が人気だった時代に本格推理小説「占星術殺人事件」でデビューし、後の推理小説界に大きな影響を与えています。

綾辻行人氏や霧舎巧氏、法月綸太郎氏や歌野晶午氏は島田荘司氏の推薦でデビューしています。ちなみにペンネームも島田氏が考案しています。

推理小説においていわゆる「新本格」というジャンルを創設した第一人者で、「新本格ミステリーの祖」、「ゴッド・オブ・ミステリー」と称されており、綾辻行人や法月倫太郎らは彼に多大な恩恵を被っている

綾辻行人のデビューで発生した新本格ムーブメント

綾辻行人氏のデビュー作『十角館の殺人』をきっかけに新本格ブームが生まれました。
綾辻以前、綾辻以降という言葉が生まれるほど、推理小説界に大きな影響を与えています。
綾辻氏がデビューする前は社会派推理小説が主でしたが、綾辻氏がデビューした後は本格推理小説を得意とする作家が数多く登場しました。
今日まで続く本格推理小説の立役者と言える人物です。

ちなみに奥さんは小説家の小野不由美氏です。

1987年、『十角館の殺人』でデビュー。以降《館シリーズ》と呼ばれる一連のクローズドサークルもので、古典的本格推理小説の人気を復興させた新本格ムーブメントを起こす

ちなみにこの「十角館の殺人」に登場する探偵は、推理作家の島田荘司氏と名探偵御手洗潔を組み合わせた「島田潔」という名前である。

綾辻氏の蒔いた種はその後、法月綸太郎、二階堂黎人、京極夏彦、森博嗣、歌野晶午ら他多数の優れた書き手によって大輪の花となった。今ではミステリーの歴史を語る際に「綾辻以前」「綾辻以後」で分けて語られることも多い

江戸川乱歩はガチで探偵だった?!

江戸川乱歩氏は推理小説の執筆のため、岩井三郎事務所へ面接に行ったそう。乱歩氏は「探偵には推理力が必要だ。私は推理の才能はあるから、使ってみてください」と言ったらしく、当初は入所を断られたそうです。その後なんとか岩井三郎事務所に入った乱歩氏は何年かの勤務の後、かの名探偵明智小五郎を生み出した。
この明智小五郎のモデルとなったのが、岩井三郎氏だと言われています。

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